太陽の光をプリズムで分光すると、虹の7色(赤・橙・黄・緑・青・藍・紫)が見えます。私たちが見ることのできる様々な光は、全てこのプリズムの中に見えている色が組み合わされてできています。

この赤と紫、両端の色を混ぜ合わせると、マゼンタ(赤紫) が生まれます。

マゼンタ？！

もう終わりに近づきましたが、ツツジの色です。

そして、プリンターのインクの色です。

マゼンタはシアン・イエロー と共に 色料の三原色 と言われます。この三色に黒が加わると、ほとんど全ての色を作ることができます。

この三原色を家族に例えると、シアンがお父さん、マゼンタがお母さん、イエローは子ども というイメージでしょうか。この三色があるから、豊かな色の世界が広がっていきます。その中で赤みの色を受け持つマゼンタ。この色のおかげで、色の世界は暖かみを持つことができるんですね。まさにお母さん！

色彩心理では、マゼンタは「女性」性を高める色 という受け止め方をされています。もっと自分の女性的な面を強く確認したい という状況にある方が、この色を好まれる傾向にあるそうなのです。そんな一面を持つマゼンタですが、人によって好き嫌いがはっきり分かれる色でもあるそうです。

暮らしに取り入れる場合、大きな面積で使うと圧迫感がある色なので、お部屋のインテリアで利用する時はクッションカバーや小物など、アクセントとして使うことをお勧めします。マゼンタをはじめ様々な色を上手に使って、暮らしに彩りを加えてくださいね。

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